季節限定のケアはNG?美白化粧品で年中シミを予防すべき理由とは

シミを予防する仕組みと目的

あなたももしかしたらこのような美白ケアを行っているとしたら危険かもしれません。

 

  • 「夏になったら美白化粧品を使い始めよう」

  • 「日焼けしたから美白化粧品を使おう」

 

と、よく思われがちですが、これではシミのお手入れとしては不十分です。

 

多かれ少なかれ紫外線は日々浴びているので、肌内部のメラニンは季節問わず活動しています。

それなのに美白ケアをほとんどしないとなると、メラニンの活動をたまにしか抑えていないことになります。
できてしまったシミをなんとかするのは、時間も手間も相当かかります。なので、美白ケアの基本はシミをつくらないという「予防」に専念することが大事なのです。

 

ここではシミを年中予防する美白ケアについて詳しく解説していきます。


シミを予防する仕組みと目的

シミを予防するための美白化粧品の仕組みと目的

「今はシミやくすみはないけれど、予防のために美白したい」という場合には、メラニン抑制効果のある美白成分を含んだ化粧品が良いでしょう。

 

でも、なんとなくで美白化粧品を使用している方も少なくないでしょう。まずは美白ケアの仕組みや目的についてしっかりと理解を深めることが重要です。

 

 

美白化粧品の仕組み

プロセス1:メラニンを作る指令を出す物質を抑制

 

肌に紫外線があたると、細胞のDNAを守るための防御反応として表皮内から”メラニンを作れ”という指令がでます。

この指令を与えるのがエンドセリンやメラノサイト刺激ホルモン(MSH)、幹細胞因子(SCF)などの情報伝達物質です。

 

これらが分泌されて、表皮下にある基底層にあるメラニン生成工場=メラノサイトに到達すると、メラニンの素となるチロシンというアミノ酸が作られます。そこで情報伝達物質に働きかけて、メラニンの素を作らせないのがこのタイプです。

 

 

プロセス2:メラニンに変える物質【チロシナーゼ】を抑制

情報伝達物質により、メラノサイトに”メラニンを作れ”という指令が届いた時に、最初にできるのがチロシンです。

このチロシンはもともと黒くないのですが、メラノサイトに存在するチロシナーゼという酵素の働きによって、ドーパ、ドーパキノンと次々と科学反応を起こして最終的には黒色のメラニンになります。

 

そこでチロシナーゼの働きが不完全だと黒色のメラニンができないことに着目して、美白成分を開発。チロシナーゼを分解したり、チロシナーゼに先回りして合体し、その働きを効率的に抑制します。

 

 

美白化粧品の目的

美白化粧品の目的はおおまかに2つに分類されます。

 

  • 将来できるシミを予防
  •  

  • 今あるシミの改善

 

薬事法では美白化粧品は

 

  • 日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ
  •  

  • メラニンの生成や蓄積によるシミ、ソバカスを防ぐ

 

ものと定められています。

すなわち、今あるシミをどうにかするのではなく、将来シミができないようにすることが目的ということ。
ですが、実際は既にシミに悩む人が改善を目的に使うことが多いのが現状で、使っていたらシミが薄くなったということもしばしば見受けられます。

 

特に、最近は研究や技術の進歩で効きが良くなっているのも事実です。

 

また、美白化粧品の中には「医薬部外品」や「薬用」という表記がつくものがありますが、これは厚生労働省がシミ、ソバカスを防ぐ効果があると認めた成分を規定の量以上含むという条件をクリアしたもので、美容効果を正式にうたえるということです。


年中シミを予防する美白化粧品の4つの選び方ポイント

美白化粧品には、化粧水から美容液、乳液、クリーム、マスクなど、様々なアイテムがあります。どれを使えばいいのかと迷ってしまう人も正直多いはず。

 

ここでいちばん大切なのは、美白ケアは毎日行うことなので、サラッとした美容液など取り入れやすいアイテムを選ぶのが賢明だということです。

 

また自分が求める成分なども判断基準の一つとして選ぶようにしましょう。

 

美白化粧品の4つの選び方ポイント

  • まずは美容液から始めてみる
  •  

  • 医薬部外品の成分をチェックして選ぶ
  •  

  • 一年中使い続ける
  •  

  • 角質ケアも併せて行う

 

その中でも最も判断基準の指標として重要なのが医薬部外品の成分をチェックすることです。以下でより詳しく解説していきます。

 

 

メラニン生成を抑える美白成分と還元作用の「注目の美白成分」

医薬部外品

  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • エラグ酸
  • コウジ酸
  • ルシノール
  • リノール酸
  • マグノリグナン
  • 4MSK
  • プラセンタエキス

 

美白有効成分

  • ハイドロキノン
  • 植物性女性ホルモン様成分(イソフラボン等)

 

 

植物性女性ホルモン様成分とは?

ある植物の中にある成分が、女性ホルモンと似た働きをすることが分かっています。それらの植物から抽出された植物性エストロゲンや植物性プロゲステロンを総称して、「植物性女性ホルモン様成分」と呼びます。

 

代表例としては、大豆に含まれているイソフラボンという物質が、女性ホルモンのエストロゲンと酷似しているのは周知のとおりです。

 

さて、女性は女性ホルモンが乱れると体内バランスが崩れ、お肌の様々な機能も低下してしまいます。たとえば、健常時には対応できていた汚れた空気や紫外線からの刺激に対抗できなくなり、お肌はせいぜいメラニンを生成することで、精一杯細胞を守ろうとするのです。

 

これが美白と女性ホルモンの乱れの因果関係になるわけです。そこで、足りなくなった女性ホルモンを、植物から摂取して補う方法が研究されました。

 

植物性女性ホルモン様成分(イソフラボン)の働き

  • エストロゲン代替作用
  • チロシナーゼ酵素の活性化抑制作用
  • 皮脂抑制作用
  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用
  • 活性酸素除去作用
  • コラーゲン、およびヒアルロン酸生成作用

 

植物性女性ホルモン様成分(イソフラボン)の効果

 

植物由来の天然成分であるイソフラボンは、刺激の少ない成分なのに、メラニンを抑える効果はアルブチンより優れていると言われています。

特にアレルギー反応の無い人にとって、イソフラボンは敏感肌にも優しい美白成分と言えますね。

 

  • 美白

     メラニン色素の元を抑制するので、美白作用に優れています。女性ホルモンを整えることで、肝斑にも期待できます。

  • エイジングケア

     お肌にとって嬉しい作用がいっぱい。ホルモンバランスの乱れからくるお肌のダメージをサポートします。

  • ニキビケア

     抗炎症作用や皮脂抑制作用で、大人ニキビのケアもできます。

まとめ

上記で紹介した医薬部外品として厚生労働省の認可を受けた美白成分の入った美白化粧品は、効果も期待できますし、やはり推奨されている安心感もあります。また、医薬部外品として認められているということは、シミやくすみ、そばかすなどのお肌に対する改善効果が、臨床的に実証されています。

 

また、美白マスク(パック)を愛用される方も多いようですが、時々しか使わないのであれば、あまり意味がありません。美白美容液などを毎日使いつつ、マスクも定期的に併用するようにしましょう。

 

美白化粧品は一年中使用し続けられる使用感の優れたものを選びましょう。自分にとって、無理のない価格の商品でかまいません。